会社は大きくするべきか、小さいままでいるべきか
こんばんは!税理士の伊藤です。
このブログもすっかり月一更新になりつつありますね(^_^;)
11月も決算に新規問い合わせの対応、税務調査対応と忙しい毎日でした。
これから繁忙期に入りますので、職員たちと力を合わせてがんばろうと思います。
さて、先月こんな本を読みました。
「社長は会社を「大きく」するな!」
内容はと言いますと、これからの「右肩下がりの時代」には、会社を大きくするのにはデメリットが大きい。
会社の規模を追うのではなく、小さくとも筋肉質で高効率な会社を作ることを目指そうというものです。
著者で税理士の山本憲明先生も自身の経営する税理士事務所をダウンサイジングさせた経験があるそうです。
実際にどうしていけば、小さくとも筋肉質で高効率な会社ができるのか、その方法や考え方など参考になりました。
一方、せっかく自分が作った会社、やっぱり会社は大きくしていくほうがいいという考え方もありますよね。
でも、どうやって大きくしていったらいいのかわからないという方にはこちらの本がオススメ。
「社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!」
会社を大きくするためには、「大きくする方法」を知っていなければできない。
その方法を順序立てて解説しています。非常に参考になりました。
会社を大きくするべきか、小さいままでいるべきか?
迷いますよね。私も正直迷ってます(笑)
私が思うのは正解はないということですね。
経営者が何をしたいのか、意思、決断次第ではないでしょうか?
ドンドン会社を大きくして上場させたいと考えるのもいいでしょうし、
小さくても効率的に稼ぎ、自由な時間を楽しみたいというのもいいでしょう。
といっても大きくしていきたいのであれば、早めに方向性を決めて大きくするための方法をとっていく必要はあると思います。
また、会社を大きくしていくことには責任も伴いますので、その覚悟が必要でしょう。
私はといいますと、開業した当初は「小さくても高効率な事務所」を目指してました。
これは今も変わらない部分もあるのですが、一人で一から立ち上げたので、大きくするのが想像つかなかったということもあります。
開業してから1年半ほどは私一人。妻に手伝ってもらいながらやっていました。
その後、昨年に一人、今年一人職員を雇って今は3人体制になりました。
人を雇おうと思ったのは仕事の手が足らなくなってきたということもありますが、それ以外にも一人の限界を感じたからです。
大きいのはメンタル面です。一人はやはり煮詰まってきますし、緊張感がなくなって自堕落になってくるような気がしました。
自分の気分次第でパフォーマンスも変わってきますし、続けていく上でどうなんだろうと。
今はおかげさまで人にも恵まれ、楽しく仕事もさせてもらっているので、人を雇って正解だったなと思っています。
これからも事務所を大きくしていくのか?これは今のところある程度の方向性は考えていますが、正直まだ迷っている部分もあります。
しかし、一つ考えているのは、「自分の器」を大きくするための努力をしようということ。
事業の大きさはその人の器の大きさともいわれます。
器が大きいことがいいとは限らないですが、今は自分を磨いて可能性を追って行きたいと思います。